Tuesday, March 05, 2013

ハッピーさん 2013.3.4

ハッピーさん 2013.3.4

ハッピーさんの「つぶやき」から・・・再録します。

ただいまっ(^O^)今日はポカポカの1日で無事終了でし。先週の広野の火事は夜中まで地元消防団はじめ、沢山の人達のおかげでなんとか鎮火したみたいです。本当にお疲れ様でした。警戒区域内にも、まだまだ山火事の心配ある場所がいっぱいあるし、未然防止の対策を考えて欲しいです。

先週、2号機の代替温度計を入れるためのTiP案内管調査結果は、残念だけど結局4本ともダメでした。中に異物が詰まってたり、管内に付いてるローラーみたいな物を押し上げる事が出来なかったりして、それ以上先に進めなかったみたい。

今後は管内の異物を取り除けるか?ローラーを押し上げる方法はないか?色々検討して、また調査するみたいでし。たった一本の温度計を炉内に入れる事だけでも、相当な被曝をし、かなりの時間がかかるのが現実なんだよね。

炉内の作業は、一歩づつ安全第一に確実にコツコツやるしかないんだけど…。当初の工程だと10年後から炉内のメルトダウンした燃料を取出す事になってるけど今の状況では、とても無理だと思うし、廃炉まで40年で終わるはず無いと作業員の大半が感じてるはず。見直ししないのかなぁ?

もうすでに2年が経とうとしてる今でさえ炉内燃料デブリの状況は、ちっともわからないし、圧力容器や格納容器の破損した箇所も特定出来ない、わかった事は格納容器の中の一部分が確認出来たのみ。以前もつぶやいたけど、まだスタート地点にすら立ってないんだ。

世間一般的には4号機危険性の話題がまだまだあるけど、オイラや現場の現実を知ってる作業員の多くは、4号機は世間で騒がれる程、あまり心配してない。確かに「3.11以上の地震が来ても4号機は大丈夫か?」とオイラは、よく聞かれる事があるんだけど…

その度にオイラは「少なくとも耐震対策をし、耐震評価まで出ている4号機は、他の1・2・3号機に比べれば安心出来る」って答える。他は耐震対策も評価もしてないし、4号機以上の長い年月の間、使用済み燃料でさえ取出す事が出来ないんだから。4号機は先が見えてるだけましだと思うよ。

もし4号機が倒壊する程の地震が来たなら、爆発してない2号機以外の1号機や3号機も倒壊する可能性はある。まして3.11のような津波が来たなら、今の仮設防波堤なんか全然役にたたないし、まず燃料を冷却してる循環冷却設備や配管が全て千切られ、流されてしまうはず。

高台にある冷却ポンプや電源設備は助かってブンブン回って稼働してるかもしれないけど、配管やケーブルが無くなったら機能しないよ。人間だって、心臓や脳がいくら健全でも、血管や神経の至る所がブチ切れたら死んじゃうでし。

国や東電は「大事な設備は多様化し多重化してるから大丈夫」ってアピールするけど、オイラは今のままじゃ、大丈夫じゃないって思うよ。既存の原発だってECCS系の大事な設備は多様化多重化してるけど、今回の事故で今のままじゃダメだったのはわかったはずだし。

新たな安全基準が夏に出るみたいだけど、もし再稼動するにせよ(たぶんするんだろうな…)、もっと別な観点から安全を考えた新しいシステムを構築しなきゃならないはずなんだ。ある電力会社は「基準が厳し過ぎる(予算がかかり過ぎる)」って言ってるけど…

オイラそれを聞いた時、「えっ!?」って思った。電力会社はじめ経団連、電事連のお偉いさんは、日本国の将来やこれからの日本を担う子孫の事より、未だに余命何年か知らないけど、自分たちや自分たちのテリトリーである村の事しか考えてないんだなぁ…って。悲しいね。でわでわ。

追加/報ステでスリーマイルの燃料デブリ取り出しを放送してる。スリーマイルとの大きな違いは、圧力容器から冷却水が漏れてる事。スリーマイルは圧力容器内が破損してないから水を満水に出来た。1Fは未だに漏洩箇所もわからず、燃料デブリも確認出来ずにいるんだ。スリーマイルは事故から5年後に取り出し開始したけど、1Fはまだまだやらなきゃならない事が山程あって10年後の取り出しは無理なんでし。漏洩箇所を発見し塞ぐだけでも10年以上かかるでし(>_<)

・・・もうすぐ2年を迎える・・フクイチなんですが?さっぱり状況が掴めない状態。・・・ハッピーさんのレポートが?唯一の情報。・・・厳しいとは思いますが・・お体に気をつけて下さい。ありがとうございます。

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