Wednesday, May 30, 2012

福島県警の募集のポスターは、余りに醜すぎる。



些か、旧聞になるのですが、このポスターを見つけたときに「絶句?」しました。あまりにも酷い、そしてデザインというものが全く分かっていない方の「仕業」だ。(よくあるんだ,こういうことが、社会では。特に偉そうな官庁とかね?)グラフィックデザインを生業としている末端のものとしては、「世間様に良い事を旨く伝えようとする事」が、デザインの仕事だと思う。

平成24年度警察官募集のポスターは、余りに醜すぎる。


<がれきの中で捜索活動を続ける防護服を着た警察官、遠くには白い煙を吐く福島第一原発がうっすらと見える。そして簡潔だが切実な「自分にしか出来ない仕事がここにある」という見出し。「こういう時こそ、気概ある人に門をたたいてもらいたい」と県警の採用担当者が話すとおり、「将来の安定を求めるための就職」という軽い動機の応募者を寄せ付けない、福島県の厳しい現状に飛び込む覚悟を求めるような、迫力あるポスターに仕上がっている。通常の募集ポスターのイメージと言えば、敬礼する制服姿の警察官やバイクに跨がる白バイ隊の写真などだが、採用担当者は熟考の末、昨年5月に職員が浪江町で撮影した写真を選んだ。 放射性物質の危険性への懸念のため、県内での居住を不安視する意見も勿論あるが、現実に県内で生活する住民がいる限り、警察官としての活動も勿論必要になる。>

これじゃまるで、採用担当者のオナニーショーだ。文字の選び方、レイアウト。全部「駄目出し」してもいい。採用担当者がワードを使って制作でもしたんだろう?


可哀想なのは、このポスターを見せつけられて応募した、若い方達だろう。ただ、こんな醜いポスターを見ても「警察官になる」という優秀な人材が集る事だけを切に願うのである。

せめて,こんな風に・・・・

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