Thursday, November 01, 2012


スター・ウォーズ買ったディズニーの野望。
これほど大掛かりな「コンテンツ」買収劇が、あっただろうか?



メディア大手ウォルト・ディズニーがルーカスフィルムを40億ドルで買収すると発表した直後、ディズニーのボブ・アイガー(CEO)はインターネットで配信したビデオで、何を得たかを説明した。
ディズニーは、映画史上屈指の利益を稼いだ(ハリウッドには、スター・ウォーズほど商業的に成功した映画シリーズはほとんどない。)「スター・ウォーズ」シリーズの制作会社を買っただけではなく、知的財産の仮想「世界」も手に入れたのだ。「2万年もの間、数千もの惑星に住み着いてきた、1万7000のキャラクターも手に入れた事になる。」(・・・自由に、いくらでも宇宙人が造れるという事。)


アニメ大手ピクサーを2006年に74億ドルで買収、その3年後には40億ドルを投じ、マーベルを買収。ここに「スター・ウォーズ」シリーズが加わる事になった。
スター・ウォーズの最初の3作品(4・5・6)は爆発的なヒットだったが、次の3作品(1・2・3)への反響は明らかに中途半端だった。 これがディズニーで(エピソード7・8・9を)制作するようになれば、マーベルのキャラクターが、「花開いた」ように、スター・ウォーズも、世界に張り巡らせたマーケティングとライセンシングの巨大ネットワーク「ディズニー」の恩恵にあずかることができる。更にスター・ウォーズグッズ他が「売れる」ということ。

ディズニーは映画、テレビ、消費者向けの商品、テーマパーク、ビデオゲームにまたがって使える知的財産で市場を買い占めつつある。どれだけ巨大なコンテンツ産業を目指しているのか。

・・・・ と、つまりディズニーってのは成人男性向けの作品を持ってないから、これからを考えるとミッキーで育った子供達が大人になってからも「来てくれる」コンテンツ、それが「スター・ウォーズ」「マーベルコミック」他なのだと、大人(ミッキーチルドレン)を取り込むことを考えれば買収の選択は非常に正しい。大衆を飽きさせない為にも新たな「コンテンツ」を取り込もうとするだろうな?
もしかすると、巨大資本にモノを言わせて、アジアマーケットに特化して「ジブリ・ランド」も造るかも?ホントの話。

PS/個人的には、「スター・ウォーズ」サーガは、エピソード1〜6で終わってるし、ジョージ・ルーカス監督のモノですから。はい。
最後に、ディズニーは、何れだけ儲けようとしてるんだ。「ミッキー他の著作権を70年から千年に延ばす」ことを 企てているらしい。

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